美少女文庫の作品紹介

「はーれ部」は、男の夢?

 今月の美少女文庫は『はーれ部創立! 新入部員(嫁)募集』。
 いきさつはともあれ、6人の部員(嫁)を集めたはーれ部の部長が、主人公です。メイド、妹、憧れの先輩、その妹、ツンデレの生徒会長、そして、幼馴染み。
 ジュブナイルポルノのヒロイン勢揃いと言った作品です。
 それらの女の子たちをひとまとめにしエッチしまくるというのですから、過激な部活動です。しかも、ただ、エッチしまくるというだけではなく、ちゃんとストーリー性も確保しています。
 これまでのマンネリぎみだった美少女文庫とは、ひと味違うと言って良いでしょう。じっくりと読んで頂きたい作品です。

わかつきひかるのお姫様

 わかつき先生の作品は、毎回、楽しみにしています。 今月は、『My姫 プリンセスの休日』のご紹介です。
 紹介記事を読んだ時から、ずっと期待していました。
 某国のお姫様が、日本滞在中に逃げ出して、出会った少年とエッチするというものです。
 出だしは、「あれっ」と思うこともありました。 こんなに都合良くいくものか、みたいな部分もありましたが、これがエロのためのストーリーなのだろうと思いながら読み進めました。
 でも、さすがにわかつき作品。 ちゃんと読ませるところは読ませます。
 エロエロのシーンは、いつもより多目なのに、ちゃんと王族の悲哀とか、その陰の悲恋とか、で、最後にハッピーエンドを用意してあるところが、さすがです。『お姉ちゃんはサンタクロース』の印象が残っていますので、もしかしたら悲しい結末が待っているのではないかと、ドキドキしながら読みました。
 お姫様とドレイを入れ替えながらのセックスって、楽しくてどうしようもないのでしょうね。
 本誌の読者には、お姫様にリモコンローター(プラスワン)を着けて、外出するシーンがお奨めです。

痴女は、お好きですか?

今月の美少女文庫は、『お姉ちゃんだって痴女になれるもん』です。
 このレーベルも、いよいよ、ただのお姉ちゃんには用がなくなってしまったのですね。清純可憐なお姉ちゃんより、エロエロでツンデレなキャラが望まれているようです。
 そう思って読み始めると、最初の内は意外な思いがするかもしれません。なかなかエッチシーンが出てきません。でも、お姉ちゃんは、ちょっとした出来事でスイッチが入り、痴女に変身してしまうのです。痴女になったお姉ちゃんは饒舌です。淫らな単語が次々と飛び出してきます。所々に出て来る長ゼリフが一つの特長となっています。
 ストーリーらしいものはないですね。エッチのためにストーリーがある典型的な美少女文庫です。レーベルとしての方向性が見えるような気がします。
 エッチなお姉ちゃんと、エロエロな毎日を妄想している弟クンは、一度手にしてみるのも良いでしょう。

わかつきひかると言えば、妹モノ!

 今月の美少女文庫は、わかつきひかるの新作『妹はアンバランス』です。
 片親同士の結婚で、突然、義理の兄妹になった二人。年頃の男女が一つ屋根の下で暮らすのですから、お互いを意識するのは当たり前です。しかも妹は、ロリ顔なのにボンキュンボンのアンバランス・ボディ。即席お兄さん気としても、気になって仕方がないと言ったところでしょう。
 母親と二人暮らしだった妹は、義父も含めて男性の同居人が「キショイんだもん」だったのですが、エッチな雑誌を持っているところを兄に知られてから、思いが微妙に変化していきます。
 雑誌の記事を試していくように、フェラから初体験へと進み、二人のラブラブ度も高まっていきます。
 絶頂を体験し、エッチに夢中になっていく妹。お尻も捧げ、果てはプールの中でも結ばれてしまうなど、露出ファンの皆さんにもドキドキのシーンが展開されていきます。
 妹モノが好きな方にお奨めの一作です。

勝ったら弟にしてあげる

 美少女文庫『三姉妹と調教対決』のサブタイトルです。
 ストーリーは読めたと思います。いかにもって感じもしますが、これこそ美少女文庫の良いところなのかもしれません。レーベルカラーの統一により、読者を裏切らないわけです。同社のHP「黒猫通信」では、作家たちが挑戦的との評価をしておられましたが、ちっとも変わってないと思うのは、私だけでしょうか。
 主人公のカレは、母親の再婚により、突然、三人の姉ができます。この三人と調教勝負をして、勝てば家族と認められ、家を追い出されるという勝負をすることになります。
 エッチなことに興味津々の末っ子は、カレを待っていたかのように調教を受け入れます。この辺りはお約束と言って良いでしょう。
 アイドルの次女には、ちょっと手こずります。次女の荷物持ちをしていて、たまたま(?)、SM小説を発見してしまい、それがきっかけで、次女を調教できるようになります。
 長女とは、二度の対決シーンがあります。最初は引き分けでしょうか。二度目は本格的な勝負になり、一番の見せ場となっています。私としては、カレに屈服した長女が、犬のように野外を引き回されるシーンがお気に入りですが。
 美少女文庫が好きで、調教物が好きな方には、是非、お奨めです。

京言葉には適いません。『My姫 なごみ』

 わかつきひかる先生の新作は『My姫 なごみ』。期待していた作品です。
 前作の『月下の巫女』より良かったです。 ハーレム全盛の美少女文庫で、一対一の男女の恋愛にこだわっていく、わかつき先生の姿勢が出ていたと思います。表紙や綴じ込みのイラストにもあるように、ちょっとSMチックな要素を取り入れたりしています。
 本作のお奨めは、何と言っても「京言葉」。十二単も、至る所で活躍しています。
 こんなことを書くと女性には不評を買うでしょうが、正直な感想を書きます。この小説を読んで、京都の女の子を口説いてエッチしたくなりました。 「京ことば」って、いいですねえ……なんて。
 男性を、そんな気にさせてくれる作品です。

『月下の巫女』は神秘的!?

 わかつきひかるの新作です。本屋で表紙のイラストを見た瞬間に、手にとっていました。
 エッチライトノベルというと、時間が空いた時に気軽に読めるのが売りですが、この小説『月下の巫女』は、先が気になって、一気に読んでしまいました。こんなに夢中になったのは久しぶりです。とにかく、面白い作品でした。
 女子高生の巫女と男子高校生(主人公)の恋愛モノですが、巫女の一族には秘密がありました。
 その秘密のせいで、主人公とエッチをするだけの関係になります。
 元々、巫女に憧れていた主人公ですが、納得のいかないエッチに戸惑います。巫女の秘密を知った主人公は、巫女をいじめることで、二人の愛を深めていきます。
 エロエロだけではない純愛路線のわかつきひかる、ならではの仕上がりになっています。月明かりの下で舞う巫女の踊りを、きっと見たくなりますよ。

美少女文庫は、男の子もかわいい?

 今月、ご紹介するのは『カワイイお兄ちゃんなんて大キライ!』。美少女文庫はかわいいヒロインがウリでしたが、本作のヒロインは男の子です。正確にはヒロインではないですね。美少女文庫でも初めての試みではないでしょうか。
 ヒロインは別にいます。かわいいお兄ちゃんの妹ですね。この妹、お兄ちゃんに罰の積もりで女装させるのですが、自分よりかわいくなってしまいました。
 これに妹の親友が絡んで、ストーリーが展開していきます。
 女子校の交換体験に女子として参加するシーンはドキドキものです。体育の授業で他校の女子と組体操をしたり、宿直室で女教師と女生徒のレズシーンに遭遇したりと、あちこちに見所があります。
 もちろん、素直になった妹ともエッチシーンも。
 女装美少女という設定ですので、どうしても女の子の服をきたまま、下着を着けたまま、というシーンが多く、全裸を推奨している私の好みではないのですが、そうしたシチュエーションに萌える派は多いのでしょう。
 結論としては、Mの草食系男子や、Sの入った女の子には好まれる作品だと思います。

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